淀川・庭窪わんどの清掃活動に参加しました!
ここが庭窪わんど。鳥飼大橋のすぐ下流です。向こう側には新幹線の基地がありますね。このあたりは、大阪府営水道や守口市、門真市の水道の取水地でもあります。
「わんど」とは、かつて淀川を行きかっていた船の安全な航行のために設けられた水制工のまわりに出来た入り江のこと。そして、今は、淀川では野生では絶滅してしまったといわれるシンボルフィッシュ・天然記念物・イタセンパラの野生復帰に向けた環境整備も行われている大事な場所なんです。
ちなみに、大阪府水生生物センターが作って下さったイタセンパラの解説パネルです。クリックすると拡大表示されるので、ぜひご覧ください。この数十年で絶滅してしまった、ってちょっと残念なお話ですよね。
今回は(今回も)、9時30分に淀川河川公園庭窪レストセンターに集合です。
今回は、地元企業のパナソニック・グループ、三菱UFJ信託銀行、大成建設、私のゼミ(大阪商業大学)から総勢60名の参加です。
まず最初は、イタセンパラのお話や、諸注意。今回は、予定では、わんど内で「もんどり」を仕掛けての外来魚駆除や外来種植物などの駆除も行う予定でしたが、台風による増水のため、淀川河川事務所との調整の結果、ワンド内での作業は中止となりました。残念。
さて、清掃開始。増水して、水が引いた後に、ゴミが帯状に連なっています。やっぱり多いのは発泡スチロールやペットボトル。
でもまあ、これだけの人でやればあっという間に綺麗になります。
水が舞い込む場所は、いたるところこんな感じ。とてもじゃないけど全部は拾えません(残念ですが)
たとえば発泡スチロールについていた、細かいワラ屑。よ~く見ると、その中にいろんなプラスチックの破片が潜んでいます。たとえば、小さな緑の破片は人工芝の破片。グ ラウンドのほかにも、学校なんかで、靴についた土や砂を落とすためにも置いてありますよね。あれ、どんどん削れていきますが、その破片が雨で川や海に流れ 出すのです。
学生チームも頑張ってます。やっぱり4回生は手慣れたものですね。私が何も言わなくても、テキパキ動きます。逆に、この場所での清掃活動に初参加の2回生は、新発見の連続で興味津々。
最後に、みんなで(といってもこの写真は上流側で活動していた三菱UFJ信託銀行、商大チームだけですが)記念撮影。
今回の収穫?は45リットルゴミ袋に150袋(空き缶、ペットボトルなど)=6750リットル、このほかテレビ、冷蔵庫、自転車、タイヤなど・・・、重さは大体650kgほどでしょうか。見た目以上に、すごいゴミの量です。お疲れ様でした!
次回は9月30日(日)の予定です、みなさんもぜひお越しください!
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