川の恵みに乾杯!
箱を開けると、「天然鮎」の文字!
その下には、天然うなぎとエビ!
知人を通じて、四万十川の川漁師さんから送っていただきました。本当は土用の丑の日に、とお願いしていたのですが、先日の台風による大雨で2日遅れ。でも、それよりもご無事で何よりです(被害がなかったわけじゃないけど)。
鮎は何と個包に。個包の鮎なんて初めて見ました。袋から出して、においを嗅いでみると何とも言えないいい香りです。
うんちくはこちら→四万十天然鮎:http://www.umaitosa.com/shimanto-ayu/
鰻は近所の魚屋さんで焼いていただきました。その魚屋さんで、大きなシジミもGET!こちらは長良川産。
ご覧ください、この大きさ。これがほんとのシジミの大きさ。これくらい大きくなるまで待ったら、産卵量も3倍になって資源枯渇しないそうですよ。それに美味しいし。
お腹が黄金色なのが天然鰻の証し。香ばしい皮としっかりした身。なんというのでしょう、コクのあるアナゴという感じです。
いやもう、しみじみと、美味い。
鮎は自分で塩焼きに。
川のほとりで育った母は「アッ、昔に食べた鮎や、これ!」と言ってました。口に入れた瞬間、なんとも言えない香りが広がります。まさに「香魚」。先日、保津川で鮎狩りをして、美味しい鮎をいただきまいしたが残念ながら完敗です。
ふと、思いました。
かつてはこの保津川でも、それこそ日本一と称された鮎が獲れ、鰻なんて家の前の用水路まで上ってきたと。私たちの国は、高度「成長」で、何を失ったのだろう、と。
遠い海で乱獲し、絶滅の危機に瀕する魚がたくさん。そうしたことを知ってか知らずか、大量消費。消費ならまだしも、廃棄。気が付けば、身近な川からは美味しい魚が姿を消している。
せめてもの救いは、野菜はご近所で獲れたもの。お米も。
しみじみと美味しい川の恵みを頂きながら、しみじみと暮らしから“遠くなった近くの川”のことを考えた、そんな夜でした。
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