鉾建て
長刀鉾の会所の中には、真木がすでに準備されています(奥のほう)。あの先に「長刀」が飾られるわけです。
函谷鉾でも鉾建てが着々と。
命を預かる仕事だけに、真剣そのもの。若い人にも、しっかりと技術は受け継がれていきます。
バスのお客さんもじっと見つめる。この時期、ラジオの交通情報では「四条通では鉾建てが始まりました。四条烏丸周辺では車線が一部規制されていますのでご注意ください」なんてアナウンスがあったりします。そういう日常の何気ないところで、「あぁ、鉾建て始まったんやなぁ!」と、季節を感じたり。
こちらは月鉾。巨大なこの柱は石持と呼ばれ、櫓の最下部に通され、車軸を支えるとともに鉾の重心を下げ鉾を安定させる大事なもの。クルマでいうところのシャシーというかプラットフォームというか。町会所の前にすえつけられたときを基準に方向が東西南北で書かれています。
で、月鉾の石持は今年新調されました。松の木で作られたこの月鉾の石持は、すべての山鉾の中でも最大で、1本500kg以上あるとか。でも古い部材を廃棄しないように文化庁からお願いがあるらしく、どこの鉾町も困っているらしいです。
手際よく、しっかりと。実はこの月鉾、昭和26年の鉾鉾建ての際にこの石持ちの縄がらみが不十分で、
北に向かって横倒しになり、巡行に参加できなかったそうです。「女人禁制のタブーが破られたからだ」という声もあがったそうですが、今は、月鉾は曳き初めと拝観のみ女性が参加しても大丈夫です。
「辰巳」(=南東)。こういう表現が、いいなあ。日本です。
鶏鉾に行くと、屋根飾りの修復中。
破風に飾られる鶏。手の届くところに「歴史」があります。これが作られた頃の日本ってどんな漢字だったんでしょうね。
職人さんの後ろには、巨大な車輪。
知らなかったんですが、ここは八橋検校の道場跡でもあったんですね。
近所の短大の学生さんがレポートでしょうか、スケッチに取り組まれています。
仕事の移動の合間、わずか15分ほどのタイムスリップでした。巡行が終わった今となっては、なんだか遠い昔のように感じられます。また、来年!
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コメント
こんにちは。
山鉾巡行も上天気の下、無事終わってなによりでした。
いつも近所にいながら、行きたいとは思うのですが、この暑さと人いきれを考えると、どうしても二の足がでません。
天神祭の時はさらなりです。
鉾建てにも歴史ありというところを勉強させていただきました。
ありがとうございます。
投稿: ファジー | 2008年7月20日 (日) 11時13分
>ファジーさん
ぜひ来年こそはお越しください!人ごみ回避ルートをお教えしますので!(実際、うまく回ればゆったりと見られますよ!)もうすぐ天神祭ですね。仕事帰りによりたいですが、そんな余裕があるかしらん??(笑)
投稿: harada | 2008年7月22日 (火) 18時28分