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2011年3月21日 (月)

丹波に春を告げる柏原の「おしゃかさん」

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お釈迦様入滅の日である3月15日には、各地のお寺で涅槃会が行なわれることと思います。ここ、京都府亀岡市篠町柏原(かせばら)の念仏寺でも、「おしゃかさん」として親しまれている涅槃会が盛大に行われました。

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山陰道に面して建つ念仏寺。ここのお釈迦様は、丹波や京都・洛西のお百姓さんたちから「はめ(マムシのこと)除け」のご利益があるとして、昔から信仰を集めてきました。この日にお参りした人に授けられる「おしゃかさんのはなくそ(花供)」(!)がマムシ除けのお守りになるとして、近隣の農家の人々の信仰を集めているのです。

「はなくそ」といってもお餅を小さく、ちょうどパチンコ玉くらいの大きさに丸めたものですけどね(決して塩味ではありません、笑)

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境内はご覧のとおり、たくさんの参拝者。春が来た~、という感じでみんな心なしかうきうきした感じです。

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読経の声が流れる中、順番にお参りします。

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今日は賽銭箱の隣に、東北の地震被災地への義援金の募金箱も置かれていました。私も、少しばかりですが寄付しました。改めて、一日も早い復興をお祈りしています。

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宝物の釈迦入滅の図(涅槃図)も、この日限り公開。

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さて、この柏原のおしゃかさん、もうひとつ面白いのは植木市。街道の風情を色濃く残す町家のまえにずらっと並べられた植木。子供のころはぜんぜん興味がありませんでしたが(笑)、大人になって見てみるとおもしろいものですね。

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実はこの日から私は東北出張の予定でしたが、地震で急きょキャンセルになったため、突然の休日になりました。

私の今回の訪問予定地そのものは直接津波の被害を受けることはない内陸部でしたが、もし地震があと1週間ずれていたら、あの大混乱には巻き込まれていたでしょうし、茨城県の津波の被害を受けたある町は、父が以前に単身赴任していた時の寮があった町でした。

今年のおしゃかさんはそんなわけで人出の少ない午前中にゆったりとお参りをすることができたのですが、改めてそういう普通の生活を送れることがありがたく思えました。

どんなに寒くて長い冬の年も「おしゃかさん」が終わると丹波に春がやって来る、といわれています。あちこちで田畑の準備が始まり、いよいよ春本番、西日本から元気をみんなで送りたいものですね。

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