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2011年1月 5日 (水)

返ってきた年賀状に思う

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元旦から、たくさんの年賀状をいただき、嬉しい限りです。でも、その中にいくつか、「あて名不完全で配達できません」と返ってきた年賀状もいくつか・・・。

年末にあわてて印刷したので、うっかり番地が抜けていたものなど、明らかに自分の責任、というものもあるにはあるのですが、たとえばマンションの部屋番号が抜けていただけで返ってきたものもあったりしました。

学生時代、私も郵便局の年賀状のアルバイトにお世話になったことがあるのですが、当時の班長さんは、そんな程度で「配達不可」にさせてはくれませんでした。部屋番号どころか、もっと不完全な(というよりはあて名にすらなってないようなものまで)年賀状でも、しっかり探せ、といわれたものです。

私が担当していたエリアは、新興住宅地も古い農村地帯もありました。旧集落など、住所も似たり寄ったり、同じ苗字もたくさん、なんてこともザラ。一方で新興住宅地の場合、息子さんや娘さんが進学や就職、結婚で実家を離れてしまっていることも多々ありました。

でも、毎日配達していて、それぞれの家の住人の名前は全部頭のなかに入っているので、差出人のちょっとしたミスや、家族が転居した場合でも事情を察してきちんと届けていました。

今年のお正月に、私のもとに返ってきた年賀状のうちひとつは「いくらなんでも、それくらい配達してよ」といいたくなるものもあって、返送元の郵便局に電話して問い合わせてみると「部屋番号が書いてないと届けられません」のにべもない一言。私のバイト時代に、そんなことを言わせてももらえませんでした。

ちょっと待ってよ、と、お話しすると、「係の者から改めて電話いたします」ということで電話を待っていましたが、これまたなかなかかかってこない・・・。

はっきり言えば、区分けの担当者がちょっと本気で探せばわかる「あて名不完全」がたくさんあります。実際、私のバイトしていたときも隣の班では、「かまへんかまへん、そんなもん返せ」で済んでいました。

いろいろ議論のある郵政民営化、財政投融資改革という点で私個人は大賛成ですが、それは別として、ユニバーサルサービスという大義名分を掲げるのであればもっとしっかりとしてほしいものです。

郵便局は、今では民間会社ということで、職員のみなさんも公務員ではありません。窓口の応対もずいぶん「感じ」が良くなりました。でも、市井の人々の感覚ではやっぱり「郵便屋さん」だと思うのですね。私の自宅のエリアを担当してくださっている職員さん、郵便の人も、保険の人も、実に頼りになる親切な方ばかりです。田舎だからでしょうか、ベテランの方が特に丁寧です。

(もう郵便局は「お役所」ではないですが)個人的には、別に役所はいつもニコニコ懇切丁寧な応対である必要は必ずしもないと思っています。仕事柄、私も公務員のみなさんとよく一緒にお仕事をします。その中では、ほとんど言いがかりとしかいいようのない行政批判、公務員批判もたくさんあるのも事実です。(「民間は・・・!」、とエラそうにいう人もいますが、民間だって、個々人は別にそこまで大したわけじゃないだろうに、と言ってやりたくなることも多々・・・、笑)

でも、無愛想でもいいから、しっかりとミスなく仕事をしてほしい、と思います。年金の問題がいろいろニュースになっていましたが、そういえばわが家でもこども手当が、連絡がされないままの「書類の不備」が担当課で放置されて、こちらから訪ねなければあやうく支給されないところでした。

行政の人も、郵便局の人も、大多数の職員さんはきっとプロ意識を持って、一生懸命頑張ってお仕事に励んでくださっているとは思うのですが、なんというか、昔とは違う意味で仕事が雑になってきてるのかな~、と感じた一件でした。そして上辺だけは愛想のいい、でも中身は「雑な仕事」、あちこちで増えてきている、そんな風に思うのは気のせいでしょうか。。。

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コメント

私もあて先不明で帰ってきた賀状がありました。
元凶は自分の記入ミスだったのですが、地名が一文字違いでした。
どこまで行って帰ってきたのか分かりませんが、地元局まで行ったのであれば配達して頂きたかったなぁ、と。

これも言いがかりかな(笑

投稿: ごしゅりん | 2011年1月 5日 (水) 22時18分

> ごしゅりんさん
いや、それくらいは届けないとダメでしょう!
思えば、郵便局バイトはほんと、楽しい思い出ばかりでした。寒い雪の日には、配達ルートの最後のおうちではいつも熱いお茶をいただいたり、年末の餅つきをされていたおうちでは、つきたてのお餅を分けていただいたり。そして元旦には古いお百姓さんの家では、おばあさんがお年玉を持って待ってくdさっていて「ご苦労さん」と渡してくださったり、といったこともありました。

そういう「温かみ」のある仕事が、世の中から減ってきているなあ、と感じる今日この頃です。

投稿: harada | 2011年1月 5日 (水) 22時25分

私が〒職員だった時は、プロ意識以上に、矜持を持って一通でも多く宛先人へ届けようという意識がありました。
部屋番号が記入されてないとか地名一文字違いだとかで差出人戻しなんて、あり得ませんでしたね。

郵政省だった頃とはいえ、もう遠い話になっちゃったのかなぁ~と思った次第です。。。

投稿: Takeuchi | 2011年1月 7日 (金) 21時18分

> Takeuchiさん
国営化どうか、とか関係なく、そういう「矜持」をもって仕事にあたる人が少なくなっているように思いますね、どんな職場でも。

教師が「聖職」だったのも、もはや遠い過去の話なんでしょうか。。。そんなことはない!といいたいのですが、テキトーな人も多いですねぇ。

投稿: harada | 2011年1月 7日 (金) 22時49分

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