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2009年5月28日 (木)

出町柳から一乗寺へ

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今日は午前中と夕方に京都で仕事、ぽっかりと午後があいたので、用事をすませてちょっと観光をしてみよう、ということで、出町柳に向かいました。出町の賀茂川べりでは、ご夫婦が賀茂川を眺めてのんびり。その前では、アオサギが川面を眺めてじっと。都市の中のオアシスのような、賀茂川の風景。

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昼下がりののんびりした雰囲気のホーム、出町柳から叡電に乗って出発。

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一乗寺で降りて、東に向いて歩いていきます。奥に見える松は、宮本武蔵と吉岡一門の決闘の地、一乗寺下がり松。当時の木はこの奥の八大神社に保存されていて、こちらは4代目。

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この奥に、詩仙堂、円光寺、八大神社、曼殊院、狸谷不動尊などなど観光スポットがいっぱい。秋の紅葉のころは大勢の人でごった返しますが、今の時期はご覧の通り。でも、この時期ならではの楽しみもあるんですよ。

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上のほうに登っていくと、町並みもかつて農村だったころの雰囲気を色濃く残しています。

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残念、名物「鳩もち」はお休みでした。

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こちらが詩仙堂の入り口。うっかりしていると見落としてしまいそうな、質素な入り口です。

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さらに中に入っていくと、門があります。門の向こうに見える飛び石と窓、まるで人の顔のように見えました(笑)

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さて、中に入ってみましょう。向こうにちらりと見えるお庭が期待を高めます。

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廊下を通って、進んでいくと、本当に鮮やかな緑が広がる庭園が目の前に広がります。本当に、心が洗われる、そんな静かだけれども劇的な、そんな空間に飛び込んでいくような錯覚を覚えます。

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そんなに広くはない庭園ですが、空間設計の妙で、ものすごく奥行きを感じる、なんとも不思議な空間です。起伏のある山麓に作られたこの詩仙堂、「凹凸窠」(でこぼこの土地に建てられた住居の意)とも呼ばれたそうです。徳川家康の家臣として、大阪夏の陣でも大きな功績をあげた石川丈山が、ある日突然戦がいやになって築いた詩仙堂。そんな彼の気持ちがよくわかる、癒し空間でした。

紅葉の時期が有名な詩仙堂ですが、この時期は実はサツキが見ごろです。今日はまだ少し早かったようですが、あと1週間ほどで満開になるのではないでしょうか?

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紅葉の時期とは違う楽しみのもう一つは、数々の花々。いろいろな花が目を楽しませてくれます。

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もう一つ、ちょっとしたアクセントになっているのが紅葉の種子。鮮やかな若葉にまじって赤い種子がちらちらっと見えます。このブーメランのような紅葉の種子、風に乗って運ばれていきます。

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帰りがけに覗いたのが、お寺の庫裏。今で言うシステムキッチンでしょうか、ぐるりと囲むような「おくどさん」の、機能的なデザインが面白いですね。

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詩仙堂を後にして、隣の八大神社へ。武蔵が悟りを開いた場所として、時代劇ではお馴染みの場所です。

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こちらが本殿。八坂神社と同じ社紋なのは、同じくスサノオノミコトが祀られているからです。

この八大神社の神主は、実は同級生。なにげなく訪ねてみたら、ちょうど片付けの最中でばったりと再会しました。

いろいろ話を教えてもらったのですが、この八大神社は戦前は神職のいない神社だったそうです。神職をしていた彼の祖父が戦争でこちらに疎開してきて、それでは、ということで八大神社の神職を勤めることになったそうです。

それ以前は、村の人々が「宮座」という組織を作って、毎年交代で神職を務めていたそうです。氏子の人々は32~33才になると、この宮座に入って、いろいろ経験を積み、64歳ごろになると「督殿」(こどの)と呼ばれる、1年限りの神職を務めたそうです。そういう名残が今でも色濃く残っていて、都会の中の神社にしてはいまどき珍しく、地域の人の奉仕によって支えてもらっている、なんて話を教えてもらいました。

まだまだ知らないことがいっぱい、そんな散歩でした。相変わらず忙しい毎日ですが、これからちょこちょこ日記も更新していきますので、またご覧ください m(__)m

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コメント

お久しぶりです!
今月初めに、同じ道を歩いて(ちょっと寄り道しましたが)詩仙堂と八大神社へ行きましたよ。
私が訪れた時は躑躅の季節でしたが、今は皐月の季節ですね。
まだ一ヶ月も経たないのに、妙に懐かしく感じてしまいました…。

投稿: Takeuchi | 2009年5月28日 (木) 20時19分

Takeuchiさん

お久しぶりです。やっとブログ再開です(笑)京都はこれから祇園祭に向けていろいろ記事にしたいことがいっぱいのシーズンです。またお越しください!

投稿: harada | 2009年5月28日 (木) 22時45分

 毎冬、雪が降るのを待って鞍馬から大原に抜けるコースを歩きに行きます。
 出町柳から叡電に乗りますが、途中下車も面白そうですね…。

投稿: クージー | 2009年5月29日 (金) 07時30分

>クージーさん
雪の鞍馬、いいですよね。私はその逆のコースを中学校時代に「耐寒遠足」として歩きました。たまたま雪が降った直後で、最高に楽しかったですねぇ!

投稿: harada | 2009年6月 1日 (月) 15時58分

コチラはご無沙汰ですね(^_^;)
左京は学校があって通いましたが、全然周辺の観光と言いましょうか、巡ってない事に気がつきました。
詩仙堂もまだ行けてないですし、いつかは!と思うだけで、何時の事やら(;´д`)トホホ
こちらで確認できたので得した気分です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

投稿: naru | 2009年6月14日 (日) 17時12分

>naruさん
すぐ地元って、案外いかないものですよね。私も清水さんは大学に行ってから、金閣は大学院になってから初めて訪れました(笑)

投稿: harada | 2009年6月20日 (土) 22時28分

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今年は、好きな京都に行けていませんでした…。 最後に訪れたのは、昨年の12月。 しかし、ある写真を見てから、無性に行きたくなって仕方なくなってしまった。 キッカケは、今月号の『NAVI』。 桜の季節は終われども、しかしまだ春は終わらない。 花々と新緑を楽しみたく、ひとり上洛すべく朝一に福井を出発しました。 【「土日祝日1000円」の影響で、名神高速・瀬田東以遠が渋滞とのこと。大津ICまで行く予定を栗東ICで降りることに。まだ7時30分なんだが…】 【琵琶湖大橋経由で、湖西へ。R36... [続きを読む]

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