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2007年12月16日 (日)

時雨模様の鴨川べりから

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今日の京都はこの冬一番の寒さ。

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朝の烏丸通はこんな空模様。北山のほうから、まるで雪雲のような雲がやってきて、時雨が降る中、時折姿を見せる真っ白な北山が美しかったですよ。

昼頃には雨は上がりました。朝は白かった北山の峰々の雪もほとんど消えてしまいましたが、花脊峠あたりはまだ白いです。ユリカモメが舞う中を行き交う人々。静かな冬の古都の休日、といった風情です。

スポーツライターの玉木正之さんが、「私の京都」というコラムで、こんなことを書かれています。

それでも、自分が京都の出身だと強く自覚しているのは、たぶん鴨川の河原を何度も歩いたからだろう。とくに高校時代と予備校時代には、よく歩いた。

「ここは京都でいちばん気持ちのいいところですよ」と教えてくれた高校教師と話をしながら、あるいは上賀茂神社の近くに住んでいた恋人と肩を並べて・・・。

比叡山を頂点になだらかに続く東山連峰を見ながら南へ、御薗橋、上賀茂橋、北山大橋、出雲路橋、葵橋、出町橋・・・と、加茂川にかかる橋の下を次々とくぐり抜け、植物園や糺の森の対岸を通り過ぎ、荒神橋、丸太町橋、二条大橋、御池大橋、三条大橋と歩き続けると、それまで緑の多かった風景がコンクリートのビル街へと徐々に変わり、自宅のある四条大橋で河原から道路に上がる。

それは、「京都」という空気を腹一杯に吸い込める道筋だったように思える。

神社仏閣といった名所も京都の顔ではありますが、やっぱり京都の、京都らしい風景って、特に学生時代をこの町で過ごした人にとっては鴨川なのかな、と思います。

桜の花が満開の春、川床が並ぶ夏、紅葉の山々を眺めながらの秋、そしてユリカモメと雪化粧の山々を望む冬、暑いときも寒いときも、部活で川べりを走ったり、友達といろんなことを語り合いながら、この川べりを歩いたなあ、と思い出すのでした。何千、何万という人が、この川べりで「京都」という空気を一杯に吸い込んできたのでしょうね。

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