« 岡山へ | トップページ | 時雨に濡れるジョニー »

2007年11月26日 (月)

最後のブルートレイン?

最後のブルートレイン?

帰宅途中の電車待ちの大阪駅のホームに入って来た青森行きの寝台特急「日本海」。

先日の朝日新聞でJRのブルートレインが来春と再来年のダイヤ改正でほぼ全廃になると報じられていました。

最後のブルートレイン?

大阪と青森を結ぶ伝統の列車、「日本海」も現行の2往復から1往復に減便されるとか。東海道筋のブルートレインは全廃されるらしいので、最後のブルートレインともいうべき列車になるかも知れません。

鉄道での旅行が大好きな私としては寂しい限り。しかし、それを別にしても最近とみに感じるのが、都市対地方の移動は新幹線や航空機により便利になったものの、地方対地方の移動は年々不便になっているという事実。先日の島根出張も大迂回でしたし。

航空機の国際線ネットワークに代表されるように、輸送ネットワークのハブ化がコストや機材の面からも効率的ですが、それも程度問題で、利用者に不便を強いるようでは本末転倒

夜行列車の衰退の原因は、JRの分割・民営化による、各社の費用負担と収益の分配方法が、結果として長距離列車を維持するインセンティブをもたらさなかったということが最大の理由でしょう。

さらには近年の高速バス網、特にツアー形式の高速バスの増加も影響は大きかったでしょう。特にツアー形式のバスは旅行会社のバス会社に対する「買い叩き」ともいうべき現状と、それによるダンピングとでもいうべき大乱売。結果として、運転手の過労やバスのメンテナンス不足による事故の多発が問題になっているのは報道の通り。

かたや自動車先進国の欧州ではバスや鉄道、航空機が長距離輸送においてもそれぞれのメリットを活かして共存しています。多様な選択肢がある、というのは、社会の豊かさの一つの物差しではないかと思うのですが、「低廉かつ安全」が至上命題のハズのこの国の公共交通機関の行く末はどのような形なんでしょう?

交通分野の路線の設置・廃止や料金などの許認可は、専門的には「規制政策」という言葉で語られますが、その難しさを表す今回のニュースだなぁ、と感じました。

|

« 岡山へ | トップページ | 時雨に濡れるジョニー »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

民間が出来ることは民間に!っていうのも、ここまで来るとやりすぎです。

多様な選択肢=豊かさ、これは大きく頷けます。
鉄道に限りませんが一体この国のバカさ加減はどこが原因なのか?
東京からの到達時間にばかり重きが置かれていますが裏腹に地方-地方間の足は断絶状態です。うちのBlogコメントで話に出ていた北陸ー東北間など寒いを通り越して厳冬状態。
身近な所では大阪南部から淡路島へ渡るのも、明石海峡まで行かないと行けなくなってますね(大迂回)
効率性の追及も大概にお願いしたいところです。

とりあえず、アメリカよりもヨーロッパに近い社会を望んでおります(^^;

投稿: ごしゅりん | 2007年11月26日 (月) 22時10分

東海道・山陽本線筋のブルトレ全廃、、、となると、まさしく「日本海」が最後の東海道本線を走るブルトレになりそうですね。
ごしゅりんさんとこでも投稿したのですが、本当に交通アクセスとしては北陸~庄内~津軽なんて絶望的な貧弱さです。
国の機関が民営化すると極端にはしりますが、JR各社も極端な利益優先のためか、一極集中ダイヤばかりが目立ってしまってます。
まぁ、鉄路が敷かれている地元行政も冷たいところはとことん冷たいところもありますしね(ex.石○県)。
許認可を含めた鉄道行政がこのままだと、幹線以外のJR線はお先真っ暗ですね。
幹線にしても、ブルトレ全廃というニュースがあるくらいだから安心はできないんでしょうけど…。

投稿: Takeuchi | 2007年11月26日 (月) 22時39分

>ごしゅりんさん
淡路島も、ビミョーに不便ですよね。民間に出来ることは民間に、基本的に私は大賛成ですが、じゃあ民間がうまく出来ないことは誰がやるんだ?という問題もあるわけで、さらには、その財源(=税負担)はどうするんだ、なんてハナシもあったりして、なかなか難しいもんです。

個人的には都市としての魅力が本当に高いのであれば東京一極集中もまあいい、と思うのですが、その裏で、法人2税の議論のように、経済の実態と政治制度がミスマッチを起こして、その結果として東京一極集中が起こるのであれば、これは如何なものかと。。。

交通のことでは、欧州に見習うことがまだまだ多いように思いますね。

投稿: harada | 2007年11月27日 (火) 18時23分

>takeuchiさん
白鳥廃止以来、北陸から庄内地方の移動は大変ですね。というか、京阪神から富山以北(以東?)もたいがいですが。京都から城崎以西とかも。しかも、飛行機ですら撤退が加速中。

交通弱者、と呼ばれる人だけではなく、大雪のときなど、やはり鉄道輸送は最後に頼れる移動手段ですから、ポンポン廃止、というのもどうかと思います。

JR西日本の、近年のローカル線での運休をしての保線作業、これなんかどうなんでしょう(怒)「定時運行こそが最大のサービス」なんて掲げて、あげく福知山線のような事故を引き起こした一方で、ローカル線では平気で運休。もちろん民間企業なのですから、無理は出来ないとは思いますが、そんなときこそ政府の出番じゃないのかなあ、と思うのです。

あ、その点、京都府は鉄道の利便性向上に熱心なので、助かっております (^^ゞ

投稿: harada | 2007年11月27日 (火) 18時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/148419/17196379

この記事へのトラックバック一覧です: 最後のブルートレイン?:

« 岡山へ | トップページ | 時雨に濡れるジョニー »