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2006年4月 8日 (土)

御所の桜 その2

20060407_gosho001 会議の合間に,休憩もかねて隣の京都御所を散歩.

とてもいい天気,桜も満開,ということで,たくさんの人!

20060407_gosho002こうしてぶらりと散歩がてらにお花見が出来るというのも,学生時代には当たり前のように思っていましたが,大阪に勤めるようになって,なんて贅沢な環境の中で学んでいたのだろうと思います.

京都御所は明治維新までは内裏の周りに大小200軒ほどの公家屋敷がありました.それらは,明治時代になってごく一部を除いて取り壊され,一時は荒れ放題になっていたそうですが,その後,市民のための公園として生まれ変わりました.

20060407_gosho003_1 見上げるような大木や,形の良い桜や紅葉,ところどころに残る庭園の遺構が往時を偲ばせます.

御所にも,いろいろな種類の桜が植えられていて,それぞれに個性的な花が目を楽しませてくれます.やっぱり私はソメイヨシノよりヤマザクラなんかの優しい色合いが好きですね.

20060407_gosho004 枝垂桜の下に入って空を見上げると,まるで桜の花に包まれたような気分!

雲ひとつ無い青空と,淡い桜の色が,そして風が吹くと,舞い散る桜の花びら.夢のような景色を演出してくれます.

20060407_gosho005 一昨日の枝垂桜と同じ桜を,アングルを変えてみて.薄紅色と紅色,それぞれの枝垂桜と,松の緑,そして青空.ただただ,眺めているだけですが,ため息が出る美しさです.

大勢の人が,この桜の前で足を止めて,眺めています.

20060407_gosho006その,同じ桜を,裏側に回って眺めてみると,日差しを通して見る花の,また違った美しさに,改めて圧倒されます.

大きな松の木と,見事な枝振りの桜.一幅の絵画を見るような,とは,まさにこういう景色のことを言うのでしょうか.山の桜と里の桜,場所は違えど,緑と薄紅色のコントラストに私は東山魁夷画伯の「吉野の春」という絵を思い浮かべました.

20060407_gosho007近衛家の桜,として多くの人々に親しまれているこれらの桜ですが,その名前の通り,もともとは五摂家の一つ,近衛家の邸宅があった場所に植えられています.

近衛家は,それ以前は同志社大学の新町キャンパスあたりに在ったらしく,その当時から「桜の御所」としても有名でした.通説では,永和4年(1378)に,一休さんでもおなじみ,足利幕府3代将軍義満公が「花の御所」を造営する際に,当時有名だった近衛家の糸桜を当主である近衛道嗣に所望したという記録が残っていたころからも,美しい糸桜で名高い「近衛殿桜御所」は室町時代初期から存在したと言われています.

現在も残る庭園の池にうつる桜の姿も,やっぱり絵になる風景ですね.

20060407_doshisha 最後に,同志社大学に戻ってもう1枚.

御所とはうって変わって,今度はレンガ造りの洋館と桜.この建物はハリス理化学館といって,やはり国の重文です.

明治時代には,斬新であったろう煉瓦建築の建物も,100年以上の歴史を重ねて,まるで昔からそこにあったかのように,桜の花もよく似合っています.

何百年もの時代を超えた,御所と近代建築がすぐ隣に並んでいる,というのもなんだか不思議な気がしますね.

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