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2006年3月22日 (水)

京都ハリストス正教会

20060322_kyotoharists麩屋町通の公園の向こうに教会が見えます.

この教会,ロシア正教の教会としては東京のニコライ堂や函館のハリストス教会と並ぶ歴史的名建築(明治36(1903)年竣工)として有名な京都ハリストス正教会.

まるで“タマネギ型”のドームをもつ聖堂と,上から見ると十字の構造が特徴の,ロシア風ビザンチン様式といわれる,ハリストス正教会の典型な教会堂で,この様式のハリストス正教会の建築の中では,日本で最も古い木造建築だそうです.(ちなみに京都府庁舎旧館と同じ松室重光の設計)

この教会,建築されたのが1903年ということですから,当然ながら翌年開戦の日露戦争も経験しています.敵国であるロシアの国教になるわけですから,迫害を受けたのでは,と思うところですが,意外にも政治と宗教文化は別モノだと認識されていたそうで,それどころかロシア人捕虜収容所に出向いて礼拝をおこなったり,祝祭日には監視を伴うものの教会にお祈りに来る捕虜たちもいたとか.さらには,また日本人信者のロシアに対する戦勝の祈りさえ受け入れていたそうです (^^ゞ

教会関係者や,捕虜の中には,おそらく複雑な心境の人々も居たには違いないでしょうが,たとえば,現代の世界情勢と比べてみて,果たして100年前と現代と,どちらが「寛容」な時代であったのか,と思います.

桜の季節までもう少し,公園の桜のつぼみもだんだんと大きくなってきました.

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