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2006年2月 3日 (金)

夜行急行

20060203_exp 今や絶滅危惧種のJRの「急行」,大阪駅からは毎晩伝統ある2本の急行列車が旅立って行きます.

寝台急行「銀河」のルーツは東海道線の全線開業から.この「銀河」号,国鉄~JRの急行列車の中でも,その伝統とともに特別な急行列車で,いつの時代も特急列車なみのサービスが提供されてきました.

新幹線で3時間弱で移動できる距離を,8時間かけて移動するのもなかなかオツなものです.ちなみに私は東京出張の折には,友人と八重洲口の居酒屋で思う存分飲んで,23:30発のこの列車でゆっくりと帰ってきます (^^ゞ.

20060203_exp002新幹線の最終より遅く東京を発てますし(下手すると東京近郊に住んでいる方の終電よりも遅かったりするわけですが),京都・大阪にはもちろん,始発ののぞみや飛行機よりも早く着けます.

いつもは,ビジネスマンの利用が多いのですが,観光シーズンなどには,意外に混んでいるのもうなずけます.何より,バスと違って横になれるのがうれしいですね.

「東京から大阪へ新幹線で行かない、というゼイタク。 寝台急行『銀河』の夜」(AllAbout)

「銀河」号の次には,臨時の「シュプール」号.私が大学生だったころは,何本ものシュプール号が白馬や妙高,さらには苗場や蔵王を目指して,毎晩出発していました.まだまだバブル経済の勢いがあったころ,それこそ大学生は猫も杓子もスキー,という状態でした(笑)スキーバスも何台もターミナルに集まり,さばき切れないバスが駅の近くにもあふれていました.高速道路は,スキーバスの行列でしたよね.

最近はスキー場もガラガラで,ある意味,今のほうがゆったり楽しめていいのですが,かつての賑わいを知るものとしては,寂しさを感じるときもありますね(特に某プ○○スホテルなどは・・・)

20060203_exp003さて,大阪駅を出る夜行急行のしんがりは,新潟行きの「きたぐに」号.この列車も,かつて大阪〜青森を結んでいた急行「日本海」(現在、大阪〜函館の特急「日本海」の前身)の名残です.

こちらは夏の登山の際によくお世話になりました.真夏だと,ちょうど富山平野あたりを走っているときに,立山連峰の向こうから昇る朝日を拝めます.もっとも最近は,飲みすぎて,終電に飛び乗るためにお世話になることが多いですが...(^^ゞ

かつては,中央本線経由の長野行の「ちくま」号が登山家御用達でしたが,最近では多客期のみの季節運転になってしまいました.

20060203_exp004しかし「きたぐに」号は,飲みすぎたサラリーマンと,新潟方面への長距離客に支えられて根強い人気を誇っています.忘年会の折に飛び乗ったときには,年末で増結しているにもかかわらず満席,京都駅からは座れないお客さんが大勢床に座っておられました.

欧州を旅行すると,ターミナル駅の時刻表にはさまざまな都市に旅立つ夜行列車が書かれています.「ベネチア発プラハ行」なんて,行き先を聞くだけでもロマンチックですよね.彼の地では若者の旅の足として,たとえば自転車すら(そのまま!)持ち込めるように,駐輪場のようなマークの描かれた荷物車がつながれています.

一方,わが国では,国鉄の分割民営化以来,夜行列車は利益が少ないため(走行区間に応じて各社で利益を分配),まったく改善されずにどんどん廃止されています.一方で,高速バスも,いわゆる定期便が,形だけは団体ツアー扱いの格安便に押されて,苦戦しているそうですね.バス事業免許制度にもかかわる問題ですが,あるべき交通政策の姿とは何なのか,神戸空港開業のニュースも流れる中,いま一度,考えてみたい問題です.

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