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2006年1月23日 (月)

今日は雪です

20060123_gosho 朝から降り出した雪で,御所も見る見る間に雪化粧です.

今日は会議です.お昼は,寺町今出川をちょっと上がったところにある「丁字庵」にて“のっぺいうどん”をいただきました.

20060123_choujianこんな寒い日は,餡かけうどんに限ります!ちなみに,一緒に行った人も“たぬきうどん”,“カレーうどん”(どちらも京都では餡かけなんですよ)を注文.たっぷりの生姜の乗った餡かけうどんは,体の心までぽかぽかと温まります.ちなみに京都でいう“のっぺいうどん”とは,“しっぽくうどん”のあんかけ,東京では“おかめうどん”,というのでしょうか.

さて,お昼を過ぎても外は雪が降りしきっています.会議がちょっと早めに終わったので,こんな日こそは大原へ!,と車を走らせました.おけいはんも「お家でストーブを囲んでいても,この風景には出会えません.冬の大原,絶対に来てよかったって,思いますって」と言ってます (^^)

20060123_ohara003八瀬を過ぎると,路面にも雪が積もっています.閉門直前に滑り込みセーフ.2年ぶりに訪れた三千院は,やっぱり綺麗でした.(三千院のサイトって凝ってるんですね.季節ごとの美しい動画が用意されています!)

修復を終えた山門から境内に入り,客殿に進むと,雪のお庭を望めます.西に傾いた日の光が室内を暖かく照らすと,外の寒さを忘れそうになります(実際は寒いんですけどね).

ところで,三千院には“おみくじの元祖”こと元三大師(がんさんだいし)という方の像が祀られています.

20060123_ohara001なんでも,お寺や神社にあるおなじみの“おみくじ”の創始者だそうで,観音様にお祈りして偈文(げもん)を授かった「観音籤(くじ)」が起源だそうですが,正月三日にお亡くなりになったので,“元三大師”と広く呼ばれるようになったとか.ちなみに朝廷から贈られた正式の諡号(おくりな)は慈恵大師といい,比叡山・延暦寺に廟があります.

宸殿からは,おなじみの往生極楽院をパチリ.秋の紅葉のころは,ものすごい人ですが,こんな日は,人も少なく,ゆっくりと見て回ることができます.

20060123_ohara004往生極楽院には,国宝でもある阿弥陀三尊坐像が祀られています.阿弥陀様を中心に,その両脇に観世音菩薩と左に大勢至菩薩大和坐像がおられるのですが,この菩薩様,めずらしい大和坐,すなわち正座をされていて,今にも立ち上がろう,というお姿です.

お堂の敷居が三途の川,そしてその向こうは彼岸,つまりあの世.極楽へとお迎えに来られた阿弥陀如来とともに,私たちを蓮華座に乗せて彼岸の彼方へ帰られる,まさにその瞬間おをあらわしたものだそうです.

ですが,正座されているそのお姿には,なんとなく庶民的な,親近感すら抱きます.こんな雪の日は,反射した光に映されて,仏様はよりいっそう,神々しいまでに光り輝いて見えます.

20060123_ohara002実は,なぜ今日,三千院に行ってみよう,と思ったかというと,その雪に照らされた姿を見てみたいと思ったからです.以前にテレビの番組(NHKの「国宝探訪」だったような気がします)で,三千院は四季折々の自然の光を見事に演出に取り入れた建築である,という話をしていました.

2年前に来たときも,雪の三千院でしたが,今日は,夕日が差して,また違った雰囲気でした.

そうそう,三千院を挟んで2つの川が流れていることを,訪れたことのある方はご存知かもしれません.

20060123_ohara005(←こちらは呂川,足元はツルツルです)この川,声明にならんで「呂川(りょせん)」「律川(りつせん)」というのですが,声明の呂(呂旋法)と律(律旋法)に因んで名づけられています.つまり,歌唱法ですね.で,それがうまくできないことを「呂律が回らない」というんですね!

ちなみに「声明」という言葉はあの三蔵法師が作った言葉だそうです.

またひとつ,賢くなりました (^^ゞ 

おけいはんじゃないけど,来て良かった!

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