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2005年11月22日 (火)

沈む風景

20051122_aigawa01 京都府と大阪府の府境付近に建設中の愛威川(あいがわ)ダム水没予定地です.

長野県の脱ダム宣言に代表される,近年の脱ダムの流れの中でも大きな反対にもかかわらず進められているこのダムの建設.

20051122_aigawa02水需要をまかなうためには必要,というのが大阪府の言い分ですが,そうはいっても現実に大阪は水余り,少子高齢化や節水技術の進歩によりこれから先も大幅な水需要の増加が見込めるわけではありません.先日も兵庫県の自治体に対して大阪市が水を卸売りする,ということで大阪府と競争している,という記事が新聞に載ったほどです.

欧米では可能な限りのダム撤去が進められている一方で,日本では用水確保,治水,多目的,と姿を変えて現れるダム計画.もちろん,急峻な地形の日本においてすべてのダムがムダというわけではなく,やむを得ず必要なものもあるでしょう.それでも,たとえばこのダムのように,科学的にも経済的にもその必要性に大いに疑問符のつく事業がたくさん存在するのも事実です.

20051122_aigawa03何が本当に大事なのか,本当の地域振興とは 何なのか,穏やかな秋の陽の中で,打ち捨てられた棚田の石積みが,そして川が問いかけているように思えました.

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